家庭と仕事以外に打ち込めるものを見つけるべく、料理教室に通っています。料理は計量や手順がきちんと出来ていないと美味しく仕上がらないため、ずぼらな性格を克服するにはぴったりの習い事です。
たまたま料理の先生が発達障がいや心理学に詳しい方で、以前から家族の問題の相談にも乗ってもらっていました。息子のWISC検査の結果を見て頂いたところ、先生御自身の経験から鋭い分析とアドバイスを頂いたので、忘れないうちにメモしておきます。
●自己評価が高いので、賢く見せたいのか小難しい言葉を使うことが多い
例えば、
「問題が難しかった」ではなく「想像の斜め上からの問題だった」
「〇〇する事が好き」ではなく「〇〇する事が得意」
「ごめんなさい」ではなく「失礼しました」
と言ってしまうなど。素直な言葉が出てこないため、コミュニケーションで苦労することがあるそうです。
「難しく考えず素直に・・」をやるのが難しいのが発達障がいの特性なのかもしれませんが、対話しながら指摘したり、慣れさせていくしかありません。私もこの傾向があります。
●社会的なルールや常識は知っていても、それらを守るための本質的な理由が分かっていないことが多い
これは私の今までの育児で足りていないところでした。「あれダメ、これダメ」で、きちんとした理由を説明していないことが多かったかもしれません。
例えば、「警察に捕まるからシートベルトしよう」ではなく「急ブレーキや追突された時に車から飛び出さないようにシートベルトしよう」というように理由を説明していく必要があります。
●対話をあきらめてはダメ
ハッとしました。息子が思春期になってから会話しようとする度に屁理屈を言い返されて、「話し合いにならない。。」とあきらめてしまうことが多かったのです。でもそこで終わりにしたら、本人が気付けないまま社会に出てもっと苦労することになります。感情的にならずに根気よく対話で修正していかなければなりません。
怒っている誰かと対話する場合は、紙に書きながら説明すると良いそうです。怒りの最中、相手の声は聞きたくないけど、相手に何か書かれると目を向けてしまうとのことでした。
周囲の人からの特性が子どもに出ていることが多いそうです。確かに上記の指摘内容は完全に私にも当てはまります。口うるさくではなく、素直な言葉できちんとした理由を説明できるように、私自信のコミュ力を鍛えなければなりません。自分の欠点を見直す機会にもなりました。