『AD/HD、LDがある子どもを育てる本』を読んで

AD/HD、LDがある子どもを育てる本【電子書籍】[ 月森久江 ]
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ほぼイラストによる図解の形式でたいへん見やすく、読みやすい本です。図書館で何冊か借りたまま忙しくてなかなか読めない中、返却日の朝にぱぱっと読むことができました。

教育センターの指導教授とかカウンセラーなどの様々な肩書がある著者で、元は公立中学校の保健体育の教師らしく、学校での表題の子ども達の行動や学習面での困り事、それらの対処方法について分かりやすくまとめられています。

発達障がいに関する本をいくつか読んで気付いたのは、当事者を何とかしようということよりも、周りにいる人達が怒らずに気長に根気よく接してあげることが重要なのだなということです。

そもそも「普通」って何?「忘れ物をしない」「時間をきちんと守る」「言葉の裏を読む」 etc. 社会で上手に生きるためには必要なスキルですが、これって結局、多数派の人間の常識で決められたルールなんですよね。AD/HDなどは脳の配線が少数派であるために発達障がいとカテゴライズされていますが、もし彼らが多数派だったらそっちの方が世界の常識になるかもしれません(むしろ、社交辞令の言える定型発達よりも、ストレートな表現をする彼らの方が純粋かもと思えたりもします。)。

私も息子のマイペースさ(WISCの結果からするとグレーゾーン?)にまだまだイライラすることが多いのですが、この子は私をおおらかにするためにきてくれたんだ、という気持ちで過ごすことにします。

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