話し合いは淡々と

ASDやADHDの傾向がある人は話し合いが難しいです。感情的になったり、本筋とは違う話を持ち出したり、プライドが高くて折れることができなかったり。。

夫とはここ最近、育児の方針について話し合いができていませんでした。発達障害について勉強中のノウハウを共有して協力を仰ぎたかったのですが、いつも仕事が多忙なことを理由に「何でこのタイミングで言う?」と拒否されていたからです。夫の仕事が落ち着くまでは一人で頑張ろうと思っていました。

なのに昨晩、息子の態度に夫が放った言葉で家族は険悪なムードになり、皆で一緒に夕食を取れませんでした。育児に関わりたくないのなら放っておいてくれる方がよいのですが、私が日々対応を工夫していることを邪魔されたようで、我慢していた私も再度「離婚」を考えました。

それから夫と話し合いました。私も理路整然と話をするのは苦手なので、案の定『話し合いにならない状態』になりかけました。しかし、感情的になりそうなのをグッとこらえ、私の言いたいこと「子どもが自立できるまでは育てたいが、今の状況では私が家を出るしかない。あなたはどうしたいのか?」を淡々と伝えました。

すると夫も「何とかしたいと思っている。」とのこと。そして、今まで学校などのイベントで子どものために努力したことや、教育の環境を考えての転職に苦労したことなどを挙げて「俺だってあいつのために頑張ってきた。」と言われ、私ははっとしました。

母親ばかりが苦労しているという思い込みで、私は夫をないがしろにしていたようです。管理職の夫が会社で受けるストレスは相当なものだろうし、家族のために頑張っているのに誰からも認めてもらえないという思いは私と同じだったのでしょう。

私は素直に夫に謝り、感謝の気持ちを伝えました。そして「協力してほしいことがある時は頼むので、普段は怒らないで子どもに接してほしい。」ということをお願いし、話し合いを終えることができました。

まぁ、私が認められるのはまだまだ先になりそうですが、まずは自分が変わらなければ周りも変わらないでしょう。発達障がいの特性を知ることで自分の欠点とも向き合うことができるようになってきました。

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